こんにちは、アンナです。
私は20代の頃、約10年ほどうつ病を患っており、本当にしんどい時間を過ごしてきました。
今は通院もお薬もやめて生活することができているアラフォー主婦です。
そんな私ですが、「うつ病になってしまった原因・きっかけ」を振り返ってみました。
前編はこちら>>【うつ病体験談】私がうつ病になった原因、きっかけは家族でした【前編】
今回は続きの後編です。
実家から解放された東京での一人暮らし、のはずが…?
東京の専門学校に進学した私は、実家を出て、東京で一人暮らしを始めます。
全く知らない新しい土地で、新しい環境、学生生活を始めるのは、やっぱり心細さや寂しさが多少ありました。
でもそれも初めのうちだけ。
学校生活にも一人暮らしにも慣れてくると、実家にいた時の毎日のイライラや自己嫌悪、母の愚痴を聞く負担や漠然とした不安から離れられたことの解放感があり、心休まる感じでした。
そしてなにより学校の課題が多く、毎日課題に追われていたこともあり、正直実家のことを考えてくよくよしている暇がなかった…というのもあります。
せっかく家族から離れて順調に生活できていたのに、なぜか私はうしろめたい気持ちを持つようになっていきます。

お母さんは実家で変わらずストレスフルな生活を送っているのに、私だけこんな風に解放されて生活していていいのだろうか…
すごく申し訳ない気持ちになってしまい、母に対してうしろめたさを感じるように。

その頃、毎日のように母から電話がかかってきていました。

またか…
となるんですが、自分だけ東京で解放された一人暮らしをしていることにうしろめたさを感じていた私は、

せめて電話で母の話を聞いてあげて、少しでも母の負担を減らしてあげなきゃ…
という感じで、話されるままに話を聞いていました。
学校帰りにかかってきた母からの電話が引き金に

あれ?どうしたんだろう?
話しを聞いていると、母は泣きながら昨日あった出来事を話し始めました。
要約すると、
●昨日の夜に兄(知的障害者です)が祖母の家へ行った
●兄は祖母の家から中々帰ろうとせず、祖母は迷惑に思った
●そのことを祖母が母へ電話して文句を言った
ということらしいのですが、これは以前にもあった出来事で、いくら母が兄に注意しても変わらず、母は兄と祖母の板挟みのような感じになっていました。
多分母もいろいろと限界にきていたんだと思います。
泣きながらこう言いました。

もうどうしていいのか分からない…
昨日は兄を連れて、本気で一緒に死のうと思った…
本当に参っている様子の母に、私はものすごく動揺しました。
とにかく私は、「母が死んだら悲しい」とかなんとか、いろいろとなだめる言葉とか励ますことを言ったと思います。(詳しくはあまり覚えていません)
話していると母も落ち着いたのか、最後にはいつも通りのような感じに戻っていて、私も少しホッとして電話を切りました。
でも…
その夜から私の中で不安が大きくなっていきました。
私がうつ病になった原因、きっかけのまとめ
家族の問題に疲れて精神的にしんどい実家暮らし
↓
晴れて一人暮らし!解放感!(わーい)
↓
のはずが、毎日の母からの電話での愚痴が負担になってきて
↓
「死のうかと思った」という、とどめのような母からの電話に動揺、混乱
↓
不安定になり、だんだんと症状が悪化しうつ病に
という流れで私はうつ病になりました。

何かがすこしでも違っていれば、うつ病にならなかったのかもしれないですが、、、難しいですね。。
こうやって書いてみると、母のことをすごく悪いように書いている感じがしますが、母が悪いというわけではなく、自分自身の精神的な弱さや、いろんな出来事が混ざり合って積み重なっての結果だと思っています。
家族を含めて、人間関係ってすごく影響力が大きいですよね。。はぁー…
「こんなきっかけでうつ病になったよー」
という私の体験談でした。
どなたかの参考や励ましに(なるのか!?)少しでもなってくれればいいなと思います。
読んでいただきありがとうございます!
それでは~
前編はこちら>>【うつ病体験談】私がうつ病になった原因、きっかけは家族でした【前編】
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