こんにちは、アンナです。
うつ病はよく「こころの風邪」と言われますが、実際なってしまうと「風邪」なんて甘いものではないなと感じます。
だって、風邪ひいただけで普通は死にたくならないですよね?
誰しもなりたくてなっているわけではないけれど、うつ病になってしまうきっかけや原因って、人それぞれいろいろあると思います。
仕事や学校の悩み、人間関係や家族関係…
私がうつ病になった原因は家族関係の悩みからでした。
そしてきっかけ、引き金になったのは母からの1本の電話でした。
実家の家族のことで思い悩んでいたことがうつ病に繋がることに
その当時、私は地元から東京の専門学校に進学して、東京で一人暮らしをしていました。
同じく地元から東京に上京して一人暮らしをしている友人が、
「一人暮らしは寂しい…」
と言っているのを横目に、私は解放感を感じながら生活していました。
家族と離れられたことで、それまで感じていた息苦しさから少し抜け出せた感じがしたからです。
家族との生活になぜ息苦しさを感じていたのか?

そもそも家族の仲が良いとはいえず、特に両親の仲は悪かった…
私が中学生になるまでは、「父・母・兄・私」の4人は祖母(父方)の家に一緒に住んでいました。
私が物心ついた時にはすでに、嫁姑戦争?のような状態が出来上がっており、雰囲気が悪かったです。
それをほぼ放置して、母を助けることもしない、自分のことと世間体しか考えない父。
それにイライラしていつも怒ったり、愚痴ばかりの母。
そして兄は知的障害者で、小さい頃の私は兄のことをバカにされて泣くことも。
私は常に母から愚痴を聞かされていました。
「祖母がこんなひどいことをした」
「父は何にもしてくれない」
「兄の将来をどうすればいいのか…」
当時は母がかわいそうで、当然のように母の味方について祖母とも対立、父のことも好きじゃなくなり、兄のことで悩んでいる母の力になりたいと思っていました。
そんな時、突然兄がおかしくなって精神病棟に入院。
それを機に、私たちは祖母の家から出て、近くのアパートに移り住むことになります。

母と私はずっと家を出たかったのですが、世間体を気にする父と祖母が反対していました。
それまで毎日のように祖母や父とケンカをしていた状態から、アパートへ引っ越したことでいったん落ち着くものの、変わらず雰囲気は悪かったです。
悩んでばかりの高校生時代→東京での一人暮らしへ
私は母のことは好きだし、“力になりたい”という気持ちもあり、相変わらずの同じような愚痴を話されるままに聞き、父へは苛立ちを募らせ、「兄の将来ってどうしたらいいんだろう…」と高校生ながら悩みました。

ちなみに兄との兄妹仲は良かったです。たまにケンカはしても、しばらくすると兄の方から仲直りしてきました。
私は高校生活で悩みもあり、少し学校を休みがちになることも。
そして母と何か話しをすると、その度にすぐ愚痴につながっていくことがだんだん負担になってきました。
兄のことを全部母に任せて、自分のことでいっぱいいっぱいな父。
その父に対して苛立ちキツく当たってしまう自分にも、いい加減うんざりして毎日自己嫌悪。
「将来、兄の面倒を私がみないといけないのだろうか…?」
ものすごく漠然とした不安がありました。
そして変なプレッシャーのようなものも。
…結構、精神的にきてました。
一度、勇気を出して、

精神科に行って診察を受けたい。
母に言ったことがありますが、、

…えっ、何言ってるの!?なんで…(そんなこと言うの!?)
そんな返事がかえってきて、私はもう何も言えなくなってしまい…
母もいろいろなことでいっぱいいっぱいだったと思います。
今振り返ると、母も辛かったんだろうなと。
でも、「病院へ行くことも受け入れてもらえない」というのは、やはりショックでした。
私のことより兄のこと優先なのは当たり前。
そりゃそうだ。でもさ、、
あれっ?私のことはどうでもいいのかな?私って一体なんなんだろう?
この家族の中にいるのがしんどくって息苦しくて、逃げ出したいと思うようになってました。
「とにかく早くこの家から遠く離れて、一人暮らしがしたい」
ちょうど東京の専門学校に進学が決まっていた私は、早々に東京へ引っ越していくことに。。
後編に続きます>>【うつ病体験談】私がうつ病になった原因、きっかけは家族でした【後編】
読んでくださりありがとうございます!
それでは~
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